early works

early works of Megumi Jin 1

先月参加したイベントで、私たち二人は普段作っているジュエリーだけではなく、お互いに昔作っていた作品も出展した。何かいつもと違う展示にしたいなと思ったときに、部屋にあった10年以上前の作品がふと目に留まった。私が展示したのはキルンワークとコールドワークを組み合わせて作った長さ40cmくらいのガラスのオブジェ。作ったのは2004年ころ。120cmほどのもっと大きな作品の習作として作ったものだ。 more

organ

bubunのコレクションの系譜にsolo,net,tick,formに続き[organ]が加わる。構想そのものは最初のコレクションを発表した時からあったものの、当初は技術的な蓄積が不足していてなかなか具現化できなかった。それでも他のシリーズの制作を重ねていくうちに少しずつ応用できそうなヒントが得られ、ようやく8月ころから形にすることができはじめた。 more

ENGINE SUMMER

engine summer

engine summer

bubunのコレクションの中に、表面に施された縞状のカット – facet – が造形的な特徴になっている[tick]シリーズがある。[tick]という言葉は”時を刻む”ことを意味していて、その少し不揃いなカットの一つ一つは、作り手である僕ら自身の身体的なリズムの反映、手作業を積み上げていった時間の痕跡であるとともに、身に着ける人にとっては記憶を刻み、また呼び起こす、手掛かり、indexとしても機能するようにとの思いを込めている。 more

触媒

flat lap machine

ガラスのコールドワーク ― 削る、切る、磨くといった加工は、工具・ガラス・研磨材、それに自分自身を濡らしながら作業する水仕事で、ときに機械が巻き上げる水煙で半身がびっしょりになることもある。工房の水温、室温が低くなってくるこの時期は、そんな作業が少しずつ身体にこたえ始める。 more